今ここの選択から未来へ①
ちょっと季節はずれな話題になりますが
みなさんはクリスマスにどんな思い出が残っていますか?
家族との楽しい食事
仲の良い友達とのにぎやかなクリスマスパーティ
恋人とのロマンチックなデートetc
毎年いろんなクリスマスを過ごしてきましたが、
今回は、中でも私の性格を決定づけたエピソードについて
お伝えしてみたいと思います。
それは、小学校1年生のクリスマス
世の中にはサンタさんがいないことに薄々気づいていたものの
今年はどんなプレゼントを貰えるんだろうとワクワクドキドキしていたときのこと
そのとき衝撃的な出来事が起こったのです
それは、母から言われたひとこと
「世界には恵まれない子供たちがたくさんいるんだから、
サンタさんへのお手紙に、その子たちにプレゼントを渡してください、
私はいりませんって書いたらどう?」
私は一瞬戸惑いました
こんなに楽しみにしていたのに、自分はプレゼントを貰うことができないのか…
欲しくても我慢しなければならないんだ…
幼い頃から我慢することを覚えていたこともあり、「なぜ?」と反論することもなく、
「そうだね、そうする」と答えたものの、内心は動揺でいっぱい
母は単に、世界にはまだまだ貧しい国があって、今まさに苦しんでいる子どもたちが多くいることを伝えたかっただけなのでしょう。
しかし、母のこの言葉によって、どんなに欲しいと思っていても
「我慢しなければいけない」
ことが決定的になったのです
欲しいものがあっても「欲しくない」
やりたいことがあっても「お母さんが必要ないっていうなら別にいいよ」
私が我慢してうまくいくのであれば我慢すればいい…
何事においても母の顔色を窺って選択することが習慣となったのです
そうして私がどんな大人になっていったのか…
(②へ続く)